新潟で航空会社を立ち上げた人が、今度は飛行機をつくる側に回りました。

もう一人の共同創業者は、民間ロケットを飛ばした人です。

「新潟で航空会社を立ち上げた人」と「規制産業に民間から風穴を開けた人」。この組み合わせが、この会社の性格をほぼ説明します。

トキエアとVEGAは、関係がありますか?

空のマイカー研究所

VEGAをつくるLAND AERONAUTICSの代表・和田直希氏が、トキエアの共同代表を務めた人物です。トキエアは、新潟空港を拠点に2024年に就航した航空会社です。

疑問は、この記事に来た検索の言葉をもとに書いています。

目次
  1. 和田直希氏は新潟で航空会社を立ち上げた
  2. 民間ロケットの挑戦は、航空機の挑戦と構図が似る
  3. 創業チームの構成が「本気度の表明」に見える
  4. 和田さんは産業と街、堀江さんはつくり手の話
  5. 発表と製造の分担を、日付つきで記録している
  6. 出典

和田直希氏は新潟で航空会社を立ち上げた

代表の和田直希氏は、新潟空港を拠点とする航空会社トキエアの共同代表を務めました。

トキエアは新潟発の地域航空会社として2024年に就航しました。

また、「地方発の航空事業」を実際に立ち上げた経験を持つチームとして注目されました。

航空会社の立ち上げは、機材の調達、認可、人材、資金と、日本で最も参入障壁が高い事業のひとつです。

それを新潟でやり切った経営者が、いまは機体をつくる会社の代表を務めています。

ここがLAND AERONAUTICSの出発点です。

民間ロケットの挑戦は、航空機の挑戦と構図が似る

共同創業者兼取締役の堀江貴文氏は、北海道でロケット開発企業(インターステラテクノロジズ)を立ち上げました。

また、民間ロケットの打ち上げを実現させてきたことで知られます。

国の機関が中心になって進めてきた宇宙開発に民間から挑んだ経験は、今回の挑戦と構図がよく似ています。

日本の航空機産業もまた、制度の壁と産業基盤の薄さという二重の壁に囲まれた領域だからです。

堀江氏は「技術の裾野から始めるしかない」と燕三条のものづくり基盤への期待を語っています。

創業チームの構成が「本気度の表明」に見える

この2人の組み合わせを一言でまとめると、

  • 和田氏:日本の空のビジネスの現場(認可・運航・地方空港)を知っている
  • 堀江氏:規制産業に民間から風穴を開ける経験と発信力を持っている

日本でLSAを根づかせるには、機体の開発力だけでなく、制度を動かす力と世論の後押しが必要です。

その意味で、この創業チームの構成そのものが「本気度の表明」に見える、と当研究所は見ています。

和田さんは産業と街、堀江さんはつくり手の話

2人が並んで、地元の人の前でこの会社の話をした場面があります。

9月26日、三条市の燕三条地場産業振興センターで開かれた音楽フェス「燕三条ジャパンフェス」のトークショーです。

企画・製作は株式会社LANDが手がけています。

  • 堀江さん:燕三条の町工場は高い技術を持ちながら、完成品をつくる機会は少ないと指摘し、「町工場とかに就職したり、技術者になりたいみたいな人たちの、夢の製品になった方がいいんじゃないかな」。自身もパイロット免許の取得を進めていて、「日本製の小型飛行機とか今、作られてないんで、そこから始めたい」
  • 和田代表:小型航空機は2029年ごろの実用化を目指し、根幹となる部品などを燕三条の技術でつくる。海外で工場を経営し、産業が生まれると人が集まり街が育つ姿を見てきた経験から、「日本のどこかでそういうことをしたい」と考えたと話しています

上で書いた2人の役割が、そのまま言葉に出ています。

和田さんは産業と街の話を、堀江さんは誰がつくり手になるかの話をしました。

会社としての新しい発表ではありません。

イベントでの発言です(ケンオー・ドットコム 2026年9月27日・2026年9月27日確認)。

発表と製造の分担を、日付つきで記録している

人物の話で終わらせないために、当研究所は発表を日付つきで記録しています。

8月31日の記者会見で説明された製造の分担(開発と組み立ては名古屋など中部が中心、燕三条は部品)も、そこに入れました。

出典


VEGAが飛べる日に、自分が飛ぶために

引き渡しは2029年より順次。免許の取得には6か月から1年3か月かかり、学科試験は年6回しかありません。

機体が届いてから動くのでは間に合いません。

しかもこの免許は、VEGAを待たずに今すぐ役に立ちます。取ってしまえば、いま日本で飛んでいる小型機を操縦できます。