前の記事で見たとおり、日本でVEGAのようなLSAを飛ばすには、現状自家用操縦士(飛行機)以上の免許が必要です。では、その免許はいくらで、どうやって取るのか。公開されているスクール情報をもとに相場観をまとめます。
自家用操縦士とは
自家用操縦士は「仕事としてではなく、自分や仲間のために飛行機を操縦できる」国家資格です。クルマで言う普通免許にあたる、空の入口の免許です。取得には、学科試験・実地試験に加えて、法律で定められた飛行訓練の時間を積む必要があります。
費用と期間の相場
スクールの公開情報を見比べると、おおまかな相場は次のとおりです。
| 取り方 | 費用の目安 | 期間の目安 |
|---|---|---|
| 日本のスクールに通う | 約300万〜700万円 | 4か月〜1年 |
| アメリカで集中訓練 | 約150万〜400万円 | 1〜3か月 |
※スクール・機材・天候・本人の進み具合で大きく変わります。上の数字は複数スクールの公開情報から幅を取ったもので、正確な金額は必ず各スクールの見積もりで確認してください。
アメリカ取得が安く早いのは、飛行場と晴天が多く訓練が詰め込みやすいため。ただしアメリカの免許で日本の空を飛ぶには、日本の免許への書き換え手続きが別途必要になります。まとまった休みが取れる人はアメリカ、働きながらコツコツ派は国内、という選び方が一般的です。
「まず操縦を体験してみる」という入口
いきなり数百万円を払う前に、実は数万円で「操縦体験」ができるスクールや遊覧飛行のサービスが日本各地にあります。教官が同乗し、実際に操縦桿を握らせてもらえるものです。
- 自分が空に向いているか(酔わないか、怖くないか)が分かる
- スクールの雰囲気や教官との相性を確かめられる
VEGAが気になっている方も、まず操縦体験から始めてみるのが現実的な第一歩だと思います。
VEGAオーナー候補にとっての意味
VEGAの納期はまだ発表されていませんが、免許取得には少なくとも数か月かかります。「機体が届いてから免許を考える」のではなく、予約と並行して免許の計画を立てるのが、初回100機のオーナーたちの現実的な動き方になりそうです。ちなみに共同創業者の堀江貴文氏自身も、小型機の操縦資格の取得を準備中と報じられています。
出典・参考
※費用・期間は2026年8月時点の各社公開情報にもとづく目安です。