飛行機の免許は、日本のスクールの総額の例で約600万円(TryAir Flight Club)。

その数字を見て「やっぱり空は遠い」と感じた方に、知っておいてほしい事実があります。

個人が国家資格として「空」に関わる、いちばん安いルートは飛行機ではなくドローンです。

金額は各スクールの料金と国の手数料を並べました。

2022年12月に始まった国家資格「無人航空機操縦者技能証明」は、二等で30万円前後。

飛行機の免許の約20分の1です。国が交付する資格で、取れば航空法のルールの中で飛ばす側に回れます。

ドローンの国家資格は、いくらかかりますか?

空のマイカー研究所

二等で30万円前後、一等で60万〜90万円が相場です(2026年8月時点の各スクールの料金)。

もう少し安く取る方法はありますか?

空のマイカー研究所

経験者は半額以下になるスクールが多く、自治体によっては補助金が出る場合もあります。正確な金額は、各スクールの見積もりで確かめてください。

疑問は、この記事に来た検索の言葉をもとに書いています。

見るのは3つです。

  1. 二等と一等で何が違うか(費用も、できることも大きく違います)
  2. いくら安くできるか(経験者割引・補助金)
  3. 有人機とどこがつながっているか
目次
  1. 二等は趣味と副業の入口、一等は仕事向け
  2. ドローンのルールは有人機の世界と地続き
  3. ドローン資格は飛行機の免許の代わりにならない
  4. スクールは追加料金込みの総額で比べる
  5. 費用は二等30万円前後・一等60万〜90万円

二等は趣味と副業の入口、一等は仕事向け

二等資格 一等資格
できること 人口集中地区・夜間など、届出等が必要な飛行の一部を簡略化 補助者なしの目視外飛行(レベル4)など、事業レベルの飛行
費用の相場(スクール経由・初学者) 20万〜40万円 60万〜90万円
向いている人 趣味+副業の入口に 点検・測量・配送など仕事にする人

このほか国の試験手数料として学科試験8,800円・身体検査5,200円などがかかります。

すでに民間資格を持っている「経験者」は受講時間が減り、費用が半額以下(10万円台)になるスクールが多いのもポイントです。

ドローン国家資格|動画:無人航空機操縦者技能証明制度について(国土交通省)

▶ 国土交通省が、無人航空機操縦者技能証明(一等・二等)の制度を説明する公式の動画です(2022年12月の制度開始時・4分24秒)。

ドローンのルールは有人機の世界と地続き

当研究所がドローン資格を紹介するのは、遠回りに見えて、実は本筋だから。

  1. 航空法の世界に入門できる:飛行禁止空域、高度制限、飛行計画。ドローンで学ぶルールは、有人機の世界と地続きです
  2. 「操縦する側」の感覚が身につく:風を読む、機体を信じすぎない、点検を習慣にする
  3. 費用が現実的:VEGAは2,500万円、飛行機の免許は約600万円。ドローンなら30万円前後から国家資格が持てます

VEGAにいつか乗りたい人にとって、いま日本の制度で踏める「空への一段目」は、ここにあります。

ドローン資格は飛行機の免許の代わりにならない

良いことだけ書くと判断を誤らせるので、こちらも書きます。

  1. ドローンの資格は、有人機の免許の一部にはなりません。飛行機の飛行時間にも学科の免除にも使えません。同じ空のルールを学べるという意味での地続きです
  2. 30万円は、飛行機の約600万円の代わりにはなりません。自分が空を飛びたいのであれば、いずれ免許を取ることになります。対策は、ドローンを「安い代替品」ではなく「先に踏む一段目」として位置づけることです

スクールは追加料金込みの総額で比べる

  • 全国に約680校ある登録講習機関の中から、国の登録番号を持つスクールを選ぶ
  • 料金は同じ「二等初学者コース」でも20万円台〜40万円台まで開きがあるため、追加料金込みの総額で比較する
  • 自治体によっては受講費の補助金が出る場合があるので、住んでいる県・市の制度を確認する

費用は二等30万円前後・一等60万〜90万円

  • ドローン国家資格は二等30万円前後・一等60万〜90万円が相場
  • 経験者は半額以下になるスクールが多く、自治体によっては補助金が出る場合もある
  • 「個人が空を飛ぶ時代」の助走として、いま手の届きやすい国家資格の1つ(飛行機の免許の約20分の1の費用)

予算別の全体像は空の入口ガイドにまとめています。

※費用は2026年8月時点の各スクールの料金の目安です。

正確な金額は各スクールの見積もりでご確認ください。


VEGAが飛べる日に、自分が飛ぶために

引き渡しは2029年より順次。免許の取得には6か月から1年3か月かかり、学科試験は年6回しかありません。

機体が届いてから動くのでは間に合いません。

しかもこの免許は、VEGAを待たずに今すぐ役に立ちます。取ってしまえば、いま日本で飛んでいる小型機を操縦できます。