自家用操縦士と事業用操縦士は、報酬を受けて操縦できるかで分かれます。

趣味で自分の飛行機を飛ばすなら、自家用操縦士で足ります。

30秒でわかる 自家用操縦士 事業用操縦士
報酬を受けて操縦 できない できる
受けられる年齢 17歳以上 18歳以上
飛行時間(飛行機) 40時間以上 200時間以上
航空身体検査 第1種または第2種 第1種だけ
目次
  1. 違いは、報酬を受けて操縦できるか
  2. 年齢は17歳と18歳
  3. 飛行時間は40時間と200時間
  4. 身体検査は、事業用は第1種だけ
  5. まとめ

違いは、報酬を受けて操縦できるか

できることの範囲は、航空法の別表で資格ごとに決まっています。

資格 航空法の別表の「業務範囲」(要点)
自家用操縦士 航空機に乗り組んで、報酬を受けないで、無償の運航を行う航空機の操縦
事業用操縦士 自家用操縦士ができることに加えて、報酬を受けて無償の運航を行う航空機の操縦/航空機使用事業の航空機の操縦/航空運送事業の航空機の操縦(機長以外)など

技能証明を持つ人は、別表の範囲を超えて操縦してはいけません(航空法第28条)。

VEGAを買って、自分と家族で飛ぶだけなら、どちらが要りますか?

空のマイカー研究所

報酬を受けない飛行なら、自家用操縦士の範囲です。事業用操縦士は、操縦でお金を受け取る人の資格です。

年齢は17歳と18歳

受けられる年齢は、航空法施行規則第43条で決まっています。

資格 受けられる年齢
自家用操縦士(飛行機) 17歳以上
事業用操縦士 18歳以上
定期運送用操縦士 21歳以上

年齢の決まりと、上限の年齢が無いことは飛行機の免許は何歳から何歳までにまとめました。

飛行時間は40時間と200時間

必要な飛行経歴は、施行規則の別表第二で決まっています(飛行機の場合)。

中身 自家用操縦士 事業用操縦士
飛行時間の合計 40時間以上 200時間以上
航空大学校・指定の養成施設 35時間以上の飛行訓練 150時間以上の飛行訓練
機長としての飛行 — 100時間以上(航空大学校・指定の養成施設は70時間以上)
単独・機長としての野外飛行 270km以上・途中2回以上の着陸を含む5時間以上 540km以上・途中2回以上の着陸を含む20時間以上
夜間の飛行 夜間の離着陸と航法を含む同乗教育20時間以上 機長として5回以上の離着陸を含む5時間以上
計器飛行 — 10時間以上

自家用を取ってから、事業用に進めますか?

空のマイカー研究所

進めます。事業用の200時間は、飛行機による飛行時間の合計です。そのうえで、機長としての飛行100時間以上や、540km以上の野外飛行などの中身をそろえて、事業用の学科と実地の試験を受けます。

身体検査は、事業用は第1種だけ

航空身体検査の基準は、資格ごとに決まっています(施行規則第61条の2)。

資格 身体検査基準
自家用操縦士 第1種または第2種
事業用操縦士 第1種だけ

有効期間も違います(施行規則第61条の3)。

資格と証明書 有効期間
自家用操縦士・第2種 40歳未満は5年(42歳の誕生日の前日までの短いほう)・40代は2年・50歳以上は1年
事業用操縦士・第1種 1年(旅客を運ぶ航空運送事業の航空機を1人で操縦する場合は、40歳以上6か月など)

💡 第1種と第2種の視力・聴力の基準の違いと、受けられる指定機関をまとめました。

👉 自家用操縦士 航空身体検査|あなたは免許が取れる体?

まとめ

  • 違いは報酬を受けて操縦できるか。自家用は無償の運航まで
  • 年齢は17歳(自家用)と18歳(事業用)
  • 飛行時間は40時間以上と200時間以上(飛行機)
  • 身体検査は、自家用は第2種でよく、事業用は第1種だけ
  • 趣味で自分の飛行機を飛ばすなら、自家用操縦士で足りる

💡 自家用操縦士の免許にかかる総額と期間は、日本のスクールの公表から比べました。

👉 自家用操縦士 免許の費用|飛行機・セスナの総額は約600万円

👉 自家用操縦士 学科試験の過去問と参考書|無料で解ける場所と教材


参照した資料(法令の条文)

※条文は2026年10月10日にe-Gov法令検索で確認しました。