VEGAの引き渡しは2029年より順次、その前に2027年に実寸大モックアップが完成する予定です。

3年先の話になります。

しかし、これは悪い話ではありません。飛行機のオーナーになるには、機体以外にも準備することが山ほどあります。

納入の日に「機体はあるのに何も準備していない」とならないよう、今日から積み上げられることを順番に並べました。

順番を決める基準は3つです。

  1. いつ飛べるか:制度が動く時期は誰にも分かりません。だから「制度待ちでも進むもの」から先に置きます。
  2. 免許をどう取るか:一番時間がかかります。約600万円、6か月から1年3か月。ここだけは今日から始めても早すぎません。
  3. いくら用意するか:予約金250万円は正式契約前なら全額返金。免許は返ってきません。戻る金と戻らない金を分けて考えます。

🔴 先にお伝えしておくこと。VEGAは、現時点では日本国内での飛行を予定していません(公式FAQ。日本に米国と同等のSport Pilot/LSA制度がないため)。以下のロードマップは、制度が動いたときに備える順番として、またVEGA以外の小型機にも通じる準備としてお読みください。

目次
  1. 準備は18,150円の適性確認から始める
  2. ① 適性確認は18,150円〜のシミュレーターで
  3. ② ドローン二等の30万円前後で空のルールを学ぶ
  4. ③ 免許の取得は6か月から1年3か月かかる
  5. ④ 予約者は工場見学と開発進捗の共有に参加できる
  6. ⑤ 拠点での保管はオーナー向けに無料の予定
  7. まとめ:一番時間がかかるのは機体でなく免許

準備は18,150円の適性確認から始める

時期 やること 費用の目安
いますぐ ① 適性を確かめる(実機の操縦体験/国交省認定シミュレーター) 18,150円〜(シミュレーターの料金)
いますぐ ② ドローン資格で「空のルール」に入門 20万〜40万円
予約と並行 ③ 自家用操縦士の免許計画を立てる 約600万円(スクールの総額の例)
予約後 ④ OWNERS CLUBで開発を追う 予約金250万円に含む
納入前 ⑤ 保管場所・保険・維持の体制づくり 発表待ち

① 適性確認は18,150円〜のシミュレーターで

2,500万円の判断の前に、2万円以内で「自分は操縦が好きか」を確かめられます。

教官同乗の操縦体験は各スクールにあります。

ただ、料金を公式サイトに載せている学校はありません(5校で確認・2026年9月5日)。

料金がはっきりしていて免許にも近づくのは、スカイネットアカデミーの国土交通省認定シミュレーターのほうです(30分18,150円から/税込・2026年9月5日確認)。

国が認定した装置で飛んだ時間は、飛行記録に残ります。時間の扱いと60分・90分の料金は家のシムは免許の時間に入るのかにまとめました。

予算順の全体像は予算別・空の入口ガイドへ。

② ドローン二等の30万円前後で空のルールを学ぶ

納入までの待ち時間で取れる「空の国家資格」がドローンです。

飛行禁止空域・高度・点検といった航空法の考え方は有人機と地続き。

二等なら30万円前後で、VEGAが来る日までに「空のルールを知っている人」になれます。

詳しくはドローン資格の費用と取り方。

③ 免許の取得は6か月から1年3か月かかる

VEGAを操縦するのに必要な免許です。取得には6か月から1年3か月かかります(費用と取り方)。

引き渡しが2029年より順次である以上、時間はたっぷりあります。

そしてこの免許は、VEGAを待たずに今すぐ使えます。取ってしまえば、いま日本で飛んでいる小型機を操縦できます。

④ 予約者は工場見学と開発進捗の共有に参加できる

予約者は工場見学・プロトタイプ公開・開発進捗の共有に参加できます(予約金の仕組み)。

機体の構造や設計思想を開発段階から知っているオーナーは、納入後の理解の深さが違ってくるはずです。

⑤ 拠点での保管はオーナー向けに無料の予定

保管場所や維持費は、予約者向けの説明で確かめてください。

拠点(VEGA BASE)での機体の保管は、オーナー向けに無料になる予定です(公式サイト)。

そのため、このあたりの続報は当研究所のニュースまとめで追いかけます。

維持費の一般的な構造と相場は飛行機の維持費のリアルにまとめてあります。

そのため、待っている間に読んでおくと発表を正しく読めます。

まとめ:一番時間がかかるのは機体でなく免許

  • 2万円以内の適性チェック → 30万円のドローン資格 → 約600万円の免許、と階段は今日から登れます
  • 一番時間がかかるのは機体ではなく免許です
  • 引き渡しは2029年より順次。急ぐ必要はありませんが、待っているだけでは1段も上がりません

「その日」が来たとき、機体と免許と経験が同時にそろっている——それがこのロードマップのゴールです。

※各費用は2026年8月時点の目安です。VEGAの仕様・予約条件は必ず公式サイトの最新情報をご確認ください。

※本記事の内容は、公式サイト(製品ページとFAQ)・プレスリリース・地元報道(ケンオー・ドットコム)の3か所で2026年9月5日に確かめたものです。

新しい発表があればニュースまとめに日付つきで足します。


VEGAが飛べる日に、自分が飛ぶために

引き渡しは2029年より順次。免許の取得には6か月から1年3か月かかり、学科試験は年6回しかありません。

機体が届いてから動くのでは間に合いません。

しかもこの免許は、VEGAを待たずに今すぐ役に立ちます。取ってしまえば、いま日本で飛んでいる小型機を操縦できます。